共学部の新設を発表した私立親和中・親和女子高の関係者ら(18日、兵庫県庁)=共同

神戸市最古の女子校である私立親和中・親和女子高は18日、「共学部」を来年4月に新設し、男子生徒を受け入れると発表した。女子部と併置する形で、中高一貫校では国内初とみられる。学校側は「時代のニーズに応じた新しい学校づくりに挑戦する」としている。

前身の親和女学校は1887年に開校し、今年で創立137年。近年の共学志向や、少子化による入学者数の減少に対応し、校名を維持した上で共学部の新設を決めた。

来年4月に入学する新中学1年を対象に、女子部で60人、共学部で男女計130人を募集。男子トイレの増設など必要な施設整備を進める。

運営する親和学園の山根耕平理事長は記者会見で「今も女子教育の意義は十分に残っているが、多様性を尊重する教育も重要だ」と強調。「伝統を生かしながら、社会の中で輝く学校をつくりたい」と述べた。〔共同〕

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