串間市の官製談合事件の裁判で、宮崎地裁は当時の副市長などとともに、逮捕・起訴された仲介役の元会社役員に対し、懲役1年・執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。
判決を受けたのは、串間市の元会社役員・堀口三千年被告(73)です。
起訴状などによりますと、堀口被告は去年4月、串間市が発注した消防庁舎新築工事の設計業務委託を巡る指名競争入札で、当時の副市長らと共謀して福岡県の設計事務所・久米設計に有利な指名業者選出案を作成させるなどした官製談合防止法違反などの罪に問われています。
17日の判決で、宮崎地裁は、「経済的な利益は得てないものの、入札などの公正を阻害する悪質な犯行。仲介役は重要な役割であり、その刑事責任は軽くはない」などとして、懲役1年・執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。
この判決を受けて、弁護側は、控訴しない方針を示しました。
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