大津市の住宅で担当保護司の新庄博志さん(60)を殺害したとして、殺人などの疑いで逮捕された無職、飯塚紘平容疑者(35)=強盗罪で保護観察付き有罪確定=について、大津地検は21日、刑事責任能力を調べるため、大津簡裁に鑑定留置を請求し、認められたと明らかにした。期間は10月21日までの4カ月間。
県警によると、事件は5月26日、新庄さんが自宅で倒れているのを親族が見つけて発覚。容疑者は同24日午前に自宅を出て行方が分からなくなり、県警が同28日、大津市の路上でリュックサックにナイフを入れていたとして銃刀法違反容疑で現行犯逮捕し、6月8日に殺人容疑で再逮捕した。
県警や保護観察所によると、容疑者はコンビニ強盗をしたとして大津地裁から2019年6月に懲役3年、保護観察付き執行猶予5年の有罪判決を受けた。保護観察期間は今年7月までの予定で、新庄さんは当初から1人で更生支援を担当していた。〔共同〕
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。