21日午前11時過ぎ、岩手県の中学校で教員が撮影した映像には、校庭を走り回る1頭のクマの姿が確認できる。

中学校の校庭に現れたのは、体長1メートルに満たない子グマとみられている。

校庭はフェンスなどで囲われているため、クマは出口を見つけられない様子だ。

すぐ近くを横切る車に驚き、大きく飛び跳ねたクマ。

第一発見者:
15分かそのぐらい、ここを行ったり来たりしていた。

当時生徒は、全員校舎内で授業を受けていて被害はなかった。

富山県では、クマによる被害が出た。
現場には血痕のようなものも残っていた。

午前11時過ぎ、80代の男性が血だらけの状態で住宅に駆け込み、助けを求めた。
男性は、顔や背中から出血していて、全治1カ月ほどの大けがだという。

さらに、長野・信濃町の山林では、50代くらいの男性が倒れているのが見つかり、その場で死亡が確認された。

男性は、顔や背中にひっかき傷があり、現場の状況からクマに襲われたとみられている。

クマの被害は、青森県でも出ている。
21日朝、八甲田山系の石倉岳登山口でタケノコ狩りをしていた60代の女性が、クマに右太ももを引っかかれ重傷を負った。
命に別条はないという。

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