南城市の古謝景春市長のセクハラ疑惑を受けて、南城市議会が市の職員などを対象に実施したハラスメントに関するアンケートの調査結果が21日公表されました。
回答には、市長から「キスをされた」などセクハラ被害を訴える回答が9件ありました。

南城市では、古謝景春市長の元運転手だった女性が、市長から複数回にわたってセクハラ行為を受けたと訴えていて、女性は損害賠償を求め市長と市を提訴しています。

ハラスメントの実態調査のため南城市議会の特別委員会は、市の職員などを対象にアンケート調査を行い、回収した263件の調査結果をホームページで公表しました。

このなかでは「ハラスメントを受けた事がある」と答えたのが47件、「見聞きした事がある」が46件、「相談を受けた事がある」が11件ありました。

古謝景春市長からハラスメントを受けたという回答は9件で、「飲み会の場で手を握られたり太ももを触られた」「腰、おしり、胸を触られた」「腰に手を回されキスをされた」など全てセクハラの被害を訴えるものでした。

このほか、前市長や前副市長、議員からのハラスメントに関する回答もありました。

アンケート結果を受けて特別委員会は、6月定例会にハラスメントを調査する第三者委員会の設置を市に求めることにしています。

沖縄テレビの取材に対し、古謝市長は秘書を通じて「内容を確認して対応を検討していく」とコメントしています。

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