17日付で最高裁判事に就任した元国連大使の石兼公博氏(66)が同日、東京都千代田区の最高裁で記者会見し、「司法を通じ国民の信頼に応えていく任務の重さを感じる。法の支配を実現し続けることに貢献したい」と抱負を述べた。
石兼氏は外務省出身。カナダ大使などを経て、2023年12月まで国連大使を務めた。国際社会に身を置いた経験から「(それぞれの国の)個人の尊厳を確保するには『法の支配』が不可欠だと感じた」と語った。
人工知能(AI)など技術の進展にも言及。「司法の利便性を進めていく必要があるなか、司法とデジタルの関わり合いについて知見を深めたい」と話した。
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