今年4月、深夜に宜野湾市内のコンビニに侵入し、店員にナイフを突き付け現金13万円余りを奪い取ったなどとして、強盗、建造物侵入などの罪に問われた米海兵隊キャンプ・ハンセン所属の上等兵の被告の男(20)の初公判が24日、那覇地裁(佐藤哲郎裁判官)であり、被告は起訴内容を認めた。検察側は懲役5年を求刑し、即日結審した。

 冒頭陳述によると、被告はマッチングアプリで知り合った女性から性的サービスを受けようと、計25万円分の電子マネーを購入して送金。だまされたことに気付き、金を取り戻そうと、電子マネーを購入したコンビニに押し入った。

 被告人質問では「(25万円を取り返すまで強盗を)続けていたと思う」などと述べた。検察側は「犯行は悪質かつ危険で動機に酌むべき点はない」と指摘。弁護側は被害店舗と示談が成立していることなどから、執行猶予付き判決を求めた。(社会部・城間陽介)

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