政府は28日の閣議で、能登半島地震の復旧・復興支援のため、1396億円を2024年度予算の予備費として支出することを決定した。復興支援のための予備費の支出は5回目。

岸田文雄首相は、閣議に先立って開かれた能登半島地震復旧・復興支援本部で、「予備費第5弾として、総額1396億円を措置するべく閣議決定を行う」と表明した。

また、鈴木俊一財務相は予備費について、「応急仮設住宅の供与等について282億円、災害廃棄物処理について226億円、農林業業者等への支援について21億円、公共土木施設・公共施設の復旧等について867億円の使用決定を行いたい」と説明した。

岸田首相は、能登半島地震の発生から半年となる7月1日に石川県を訪問する。

岸田首相は支援本部の会合で、「省庁横断的な国の支援拠点として、次官級をヘッドとする能登創造的復興タスクフォースを7月1日に発足させる」と述べた。政府として被災地復興に積極的に取り組む姿勢を打ち出したい考えだ。

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