2025年国際博覧会(大阪・関西万博)の会場シンボルとなる木造の大屋根(リング)を見学できるツアーが30日、会場となる大阪市の人工島、夢洲(ゆめしま)で始まった。有料の一般向けと無料の中高生向けをそれぞれ実施。高さ最大約20メートルの迫力を体感し、リング上から会場を一望した参加者は「開幕が楽しみになった」と喜んだ。
見学ツアーは一般向けを日本国際博覧会協会が、中高生向けを大阪府・市が主催。8月末に完成が見込まれるリングや、内側で整備中のパビリオンについて担当者から説明を受けた。前売りチケットを購入済みという奈良市の会社員(36)は「思っていたより大きかった。自分の目で見ると違う」と語った。
中高生の回には自見英子万博相と吉村洋文大阪府知事が同席。吉村氏は記者団に「一人でも多くの人にリングの素晴らしさを見てほしい」とアピールした。
一般は先着順で、団体枠は10月までの全日程が5分で売り切れた。個人枠と中高生向けの次回募集は7月1日から。〔共同〕
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