スタンドからユニホーム姿で応援する習志野高吹奏楽部員たち=千葉市美浜区のZOZOマリンスタジアムで2024年6月28日、千葉ロッテマリーンズ提供
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 雨のZOZOマリンに「美爆音」響く――。プロ野球・千葉ロッテマリーンズが6月28日、ZOZOマリンスタジアム(千葉市美浜区)で臨んだオリックス戦に、全国屈指の実力を誇る習志野市立習志野高校吹奏楽部191人が応援に駆け付けた。

 ロッテのホームタウン・千葉の魅力を伝えるイベント「ALL FOR CHIBA FES」の一環。2018年に始まり、同部の出演は5回目、スタンド応援は4回目。

試合前、グラウンドに「M」の文字を描きながら演奏パフォーマンスを披露する習志野高吹奏楽部員たち=2024年6月28日、千葉ロッテマリーンズ提供
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 試合前のセレモニーで、部員たちはグラウンドで演奏パフォーマンスを披露し、試合中はロッテの応援団とともに吹奏楽演奏で盛り上げ、2万8950人の観衆を沸かせた。

 同高はロッテの古谷拓郎投手や池田来翔選手らの母校でもある。同部は全日本吹奏楽コンクールなどで毎年のように全国上位の成績を残している名門。大迫力ながらも整った演奏は「美爆音」と呼ばれている。

 試合は七回裏2死降雨コールドとなったが、ロッテが4-3でオリックスを降し、歓喜のテーマが演奏された。同部が応援に入った試合では初勝利。

 試合前、松元真紀部長(3年)は「全員で120%の力で応援するので、一緒に盛り上がってほしい」と話した。5月から応援曲の練習を始め、準備を重ねてきたという。【大槻英二】

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