太平洋戦争中、ガダルカナル島の戦いなどソロモン諸島で戦死した旧日本兵の遺族などの会が、慰霊碑がある仙台市青葉区の霊園で清掃活動を行いました。
7月2日は「全国ソロモン会」のメンバーなど20人が、ガダルカナル島戦没者の慰霊碑がある青葉区の常盤台霊園で、慰霊碑のさび落としや草刈りなどを行いました。
「全国ソロモン会」は太平洋戦争中ガダルカナル島など西太平洋のソロモン諸島で戦死した旧日本兵の遺族と有志の集まりです。ソロモン諸島での戦闘では非常に多くの戦死者を出し、特にガダルカナル島の戦いでは旧日本軍の兵士およそ2万人が亡くなりました。
このうち仙台で編成された旧陸軍第2師団の死者は7000人以上に上ったとされ、この霊園に慰霊碑が置かれています。
全国ソロモン会理事・仙台連絡部長 太宰榮一さん
「地元でもご存じの方が少なくなってきている状況において、全国からこうやって有志の方が集まっていただいたり、本当に地元宮城の人間としてすごく感謝しております」
叔父がソロモン諸島で戦死 佐藤次郎さん
「少しでも慰安と慰霊をして活動したいという思いで、いま清掃活動をしております」
全国ソロモン会では定期的に清掃活動をしていきたいとしています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。