愛媛県四国中央市の高齢女性に市役所の職員を名乗ってウソの電話をかけ、現金約２００万円をだまし取った疑いで、無職の男が３日に逮捕されました。男は出し子と見られ、警察は組織的な犯行とみて捜査を進めています。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、新潟県三条市出身で住所不定・無職の男（３１）です。
警察の調べによりますと男はおととし１０月、氏名が分からない共犯者と四国中央市内の６０代の女性の自宅に市役所職員を名乗って電話。「保険料を払い過ぎている」などとウソを言って、払戻しを口実にＡＴＭを操作させ、現金約２００万円を指定した口座に振り込ませだましとった疑いがもたれています。
男は送金させた現金を北海道札幌市内のコンビニのＡＴＭで引き出していて、出し子の役割だったみられています。容疑の認否は明らかにされていません。
男はすでに県外の特殊詐欺事件で逮捕されていて、余罪の追及で今回の容疑が明らかになりました。
警察は組織的な犯行とみて役割などの解明を進めています。
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