札幌市白石区のJR白石駅構内で7月2日、JR函館線の普通列車が非常ブレーキにより急停止し、乗客1人がケガをしました。
2日午後11時ごろ、小樽発苫小牧駅行きの3両編成の普通列車が、白石駅の5番線ホームに停車する際、非常ブレーキが作動しました。
列車には当時約380人(定員435人)が乗っていて、うち乗客1人が白石駅の駅員に「急停止で右肩を痛めた」と訴えて、救急搬送されました。
JR北海道によりますと当時、運転士は3両編成の列車が停止する適正位置で停車するため減速していましたが、20代の車掌の男性が突然非常ブレーキを使用。
本来の停止位置より約10メートル手前で停車してしまったということです。
車掌は聞き取りに対し「ホームで6両編成の位置に客が立っていたため、列車が6両編成だと思い込んでしまった」などと話しています。
6両編成の列車の最後尾車両の停止位置は3両編成に比べ手前のため、列車が進みすぎたと車掌が勘違いし、非常ブレーキを使用したとみられています。
列車は2分遅れで発車し、ダイヤに大きな乱れはありませんでした。
JR北海道は「再発防止に努めたい」としています。
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