再開発が進むJR岡山駅前のマンション建設現場で、作業員6人が死傷した事故から4月18日で1カ月です。再開発エリアの工事はストップしたままで、原因究明には時間がかかりそうです。

(長尾龍希アナウンサー)
「事故はJR岡山駅の目の前の再開発エリアで起きました。現場関係者によりますと、現在は警察の指示に従って、事故のがれきなどの撤去作業が進められているということです」

3月18日、JR岡山駅前のマンション建設現場で発生した事故。警察などによりますと、地下の外壁づくりの作業中コンクリートを流し込んでいた型枠と作業用の足場が崩れ、足場の上にいた作業員6人が最高で約5メートルの高さから転落しました。そして型枠などの下敷きになり、1人が死亡、5人が重傷を負いました。

再開発エリアはすでに竣工している駐車場棟、既存の建物を解体し新たに着工予定のホテル棟、そして事故のあった住宅棟の3棟で構成されています。

施工会社によりますと事故の影響で工事はストップしたままで、再開の目途は立っていません。それに伴い、2025年12月に竣工予定だった住宅棟の工期は未定、処理に係る費用も不明だということです。

警察や労働基準監督署は事故の発生原因を有識者らと調査中で、警察は業務上過失致死傷の疑いも視野に捜査を進めているということです。

労働基準監督署は、工事の再開には原因究明と再発防止対策の検討が必要だとしていて、再開発のスケジュールは不透明のままです。

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