(菅井貴子気象予報士が解説)午後5時40分現在
 
◆きょう18日(木)の気温
 稚内は最高気温でも6.9℃で、前日より12℃も低くなりました。
 宗谷地方やオホーツク海側は、肌寒くなりましたが、
 旭川や帯広は20℃以上で、道内の気温差は大きくなりました。
 サクラが開花した札幌は12.7℃で、函館は17.5℃でした。

◆サクラが開花
 札幌はきょう18日(木)午前中に、サクラの開花発表がありました。
 平年に比べて13日も早い観測です。
 過去の統計から、3月1日から最高気温を足し、
 500℃に達するころに開花していましたが、今年は、419℃で開花となりました。
 とても珍しいことです。
 500℃を大幅に下回って開花した原因として、4月の記録的な高温があげられます。
 すでに20℃以上が5日もあるほか、26.1℃まで上がった日もありました。
 北大植物園の研究者によると、
 過去にない季節外れの暑さに、サクラもあわててしまったのかもということでした。
 
◆18日(木) 今夜は不安定
 上川や十勝地方では、雷雲が発達しています。
 今夜遅くにかけて、落雷や突風にご注意下さい。
 停電などの恐れもありますので、懐中電灯などの防災用品も確認をしておいてください。

◆あす19日(金)の天気・気温
 道北やオホーツク海側は、冷たい雨で、雪が混じる所があるでしょう。
 網走地方の降雪量は5~10センチで、峠や山間部では積雪状態です。 
 道東は、夜は暴風のおそれもあります。
 最高気温は稚内、紋別、網走で4℃、旭川で9℃、札幌で12℃です。
 日中も厚手の上着が必要となりそうです。

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