気温が上昇する中、東京・表参道を歩く人たち(6日、東京都渋谷区)=共同

日本列島は6日、太平洋側を中心に高気圧に覆われて晴れ、気温が上昇した。全国914の観測地点のうち、最高気温35度以上の猛暑日は132地点、30度以上の真夏日は猛暑日を含め565地点に上った。真夏日が500地点以上となるのは3日から4日連続。猛暑日は2日連続の100地点以上となった。各地で熱中症とみられる高齢者の死亡も相次いだ。

7日も猛暑は続き、40度近い高温に達する場所もある予報。日中の不要な外出は避け、室内でも適切にエアコンを使って熱中症に警戒が必要だ。気象庁と環境省は熱中症警戒アラートを出して、対策を呼びかけている。

気象庁によると、6日は高知県四万十市江川崎が37.8度で全国最高。徳島県美馬市37.6度、三重県伊勢市37.4度、京都市と京都府福知山市37.2度、愛媛県西条市37.1度など。東京都心は34.2度だった。

東京・汐留の定点カメラに写った落雷。左は東京タワー(6日午後)=共同

一方で、前線を伴った低気圧や暖かく湿った空気の影響で大気の状態が不安定になり、1時間30ミリ以上の激しい雨となった場所もあった。午前に福井市美山で38.0ミリ、午後に東京・羽田空港と埼玉県所沢市34.5ミリ、東京都練馬区33.0ミリを観測した。〔共同〕

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