小学6年生と中学3年生を対象に学力や学習意欲などを調べる全国学力テストが、大分県内ほとんどの小中学校で行われました。

このテストは子どもたちの学力などを把握して指導に役立てようと、文部科学省が全国の小学6年生と中学3年生を対象に毎年、この時期に実施しています。

県内では、今年度、公立と私立の小中学校で合わせて372校、約1万9000人が対象となっていて国語と算数・数学のテストに臨みました。
また、子どもたちの学習意欲や学習環境などに関する調査も行われました。
今回のテストや調査の結果は7月下旬に公表される見込みです。


ここからは、県内の昨年度の学力テストの結果と、その対策を振り返ります。
小学6年生の平均正答率は、全国8位タイと上位だった一方で、中学3年生は前の年から順位を20下げて全国38位タイでした。

こうした状況を受けて、学校ごとに様々な取り組みが進められています。
例えば、大分市の大分西中学校では「全国平均よりも10ポイント以上高い正答率」という具体的な目標を設定。
その上で、タブレット端末を活用して各教科の基礎を学ぶ「デジタルドリル」という新たな取り組みを導入しました。

実際に校内のテストでも正答率が上がってきている教科があるそうです。
各学校の成果はどのように表れるんでしょうか。
今回の学力テストの結果は7月下旬に公表される予定です。

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