自民党の北海道9区支部の支部長候補の選考委員会の初会合が苫小牧市で開かれ、7月13日までに公募を始めることが決まりました。幹部によりますと、「落下傘候補もやむなし」との声も上がっています。


 現在の支部長を務める、堀井学衆院議員の不出馬表明を受けたもので、初会合は7月8日に苫小牧市民会館で行われました。


 選ばれた支部長は、次期衆院選の立候補予定者になります。


 9区支部の藤沢澄雄・支部長代行(北海道議会議員)は会合後の会見で「今週中(7月13日)には公募を始めたい」と述べました。


 公募の期間は1か月で、藤沢代行は「9月の(自民党の)総裁選までには決めたい」としています。


 初会合では、委員から支部長にしたい具体的な名前は出て来ませんでした。

 ただ、一部の委員からは、以下のような意見が出ました。


 「早急に勝てる候補を見つけたい」


 「今、お金に関わることで大きなマイナスになっているので、それを払しょくすることを第一に考えてほしい」


 「今の自民党は厳しいから『今の自民党を壊すぞ』ぐらいまで言える人を」


 「若い人が出やすい環境も必要だ」


 「それなりのスキル、人物を選ぶのであれば、地域にこだわる必要はない」


 「今までの流れを、ぶち破ろう」


 「(形式に)縛られずに、自由に、志ある人に手を挙げやすい環境を整理して」


 委員からの意見を踏まえ、藤沢代行は「地域のことを知っていることが絶対条件ではない。場合によっては、落下傘(候補)もあり得る」と述べました。


 藤沢代行は「即戦力じゃないかもしれないが、いい人材を見つけて、育てたいという気持ちにならなかったら、なかなか良い人材は得られない。長い目で見る必要がある」とも強調。


 「女性を含め、たくさんの候補者が現れることを願っている」と述べた上で、北海道9区支部全体で支部長(衆院選立候補予定者)を育てるという意識を持って、地域が一体になることで選考委員会が一致していることを明らかにしました。

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