9日午前10時過ぎ、千葉・市原市の交差点で、保育園児の列に軽自動車が突っ込む事故がありました。

事故を間近で目撃した警備員の男性は、当時の状況について「保育士の方、1人は顔面をアスファルトに打ち付けられたと思う。擦傷というか裂傷というか、このあたり(頬)に傷がありましたね。歯が欠けている子どもいました。子どもたちは全員泣き叫んでしまっている状態なので、かなりパニックになっている状態」と話します。

事故は、どのようにして起きたのでしょうか。

当時、園児は、前後を保育士とみられる大人に挟まれながら列を作って横断歩道を渡っていました。

その列に向かって、交差点を右折してきた軽自動車が突っ込んだのだといいます。

横断歩道を渡っていたのは、保育士とみられる大人3人と園児8人の合わせて11人。

そのうち大人2人と園児4人が病院に搬送され、24歳の保育士とみられる女性と3歳の男の子が重傷、残りの保育士とみられる2人と園児3人はいずれも軽傷だということです。

過失運転致傷の現行犯で逮捕されたのは、市原市に住む田中喜代子容疑者(74)。

事故直後の女の様子について、目撃者らは「動揺した感じはなくて警察官に質問されてちゃんと答えている感じ」「あたふたという感じではなかったように私は見ました。意外と事故を起こしたわりに、落ち着いているなって感じは、私は受けた」と証言します。

警察の調べに田中容疑者は、容疑を認め「横断中の歩行者に気づいて、急いでブレーキを踏みましたが間に合いませんでした」と供述しています。

警察は、田中容疑者から話を聞くなどして事故原因を詳しく調べる方針です。

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