これまでの暑さから一転して、雨が続く福島県内。これから出荷を迎えるお盆用の花にとっては恵みの雨にもなっている。

福島テレビ・丹治響貴記者:「こちらは8月に出荷される予定の小菊です。例年であればスプリンクラーが隠れるほどの高さまで成長しますが、今年はかなり背が低いということです」

この時期に約2万株の小菊が栽培される福島市の畑。
雨が少なかったことが影響し、今年は出荷時の基準を何とか満たすことが出来た。雨不足を補うためスプリンクラーによる散水を続けている。
栽培農家の坂井さやかさんは「この後、お彼岸であったりその後の花にとって水が大事なので」と話す。

一方で暑さの影響が開花時期を早めることに。
例年よりも10日ほど早い開花となり、出荷のタイミングを難しくさせている。「菊という花は、お盆とかお彼岸などのイベントに合わせて作っているので、需要期に合わせられない大変さはいますごく感じている」と坂井さんはいう。

雨不足と暑さ。梅雨入りが少しでも恵みの雨をもたらし、暑さを和らげることを期待している。

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