京都府福知山市にあるレストランの倉庫にクマが入り込み、居すわる形になっています。夜を迎え、クマが自然に出ていくよう窓を開けたまま、見守る対応が取られています。

18日午後1時30分ごろ、福知山市夜久野町にあるレストランの従業員から、「クマが建物内に入ってきた」と警察に通報がありました。

警察などによると、体長およそ1メートルのクマ1頭が、レストランの横にある倉庫に侵入し、従業員が扉を閉めて閉じ込めました。

クマは食べ物を求めてやってきたとみられ、警察など約15人が扉を抑えるといった対応にあたり、けが人はいないということです。

■市の職員らは目視できず 爆竹の音にも反応なし

駆け付けた警察や市の職員はクマを目視できておらず、市では、クマの存在を確認するため爆竹を4回鳴らしました。

音に驚いて動きなどがあれば、対応することにしていましたが、倉庫の中で動く音などはせず、クマがいるかどうか確認できなかったということです。

■窓を開けハチミツで誘い出し 暗視カメラなどで監視

市は今後、開けた窓に板をかけて外に出やすいようにした上で、ハチミツを使って外に誘い出し、自然に帰るよう促す方針を明らかにしました。

周辺を暗視カメラやサーモカメラで監視し、安全を確保して見守るということです。

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