長崎県の大石賢吾知事(42)の後援会の政治資金収支報告書に虚偽記入された疑いについて、大石氏は9日、県庁で報道陣の取材に応じ、「現在、弁護士の意見を踏まえて精査している。混乱を招くのは望ましくないと思っているので、時間をいただきたい」と述べた。後援会が大石氏から2000万円を借り入れたと記入された経緯などについて質問が相次いだが、大石氏は「時間をいただきたい」と繰り返し、詳細な説明を避けた。
大石氏の資金管理団体である後援会の2022年の政治資金収支報告書には、後援会が大石氏から2000万円を借り入れたと記載されている。一方、毎日新聞が後援会の銀行口座の入出金記録を入手して関係者に確認したところ、借入金が入金された形跡はなかった。
大石氏の代理人は毎日新聞の質問状に「形式的ミスで対応を検討する」などと回答している。【松本美緒、川島一起】
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