札幌市で路面電車を運行する札幌市交通事業振興公社は7月10日、市電の運転手が信号を見誤り、赤信号で交差点に進入するインシデント事案が発生したと発表しました。

 9日午後10時30分ごろ、札幌市中央区南11条西7丁目の、札幌市電の中島公園通停留場(内回り)で、路面電車(3305号車)が赤信号を無視して交差点に進入するトラブルがありました。

 原因は30代の男性運転手による信号の誤認で、東西方向の青信号を自身の進行信号(北信号)と見誤り、車両を発車させたということです。

 運転手は信号を見誤ったことに気づき、次の停留場に到着した際、運転管理室に報告しました。


 当時、車両には5人ほどの客が乗っていましたが、ケガはなく、ほかの車両や歩行者との接触事故もありませんでした。

 乗車前の点検では運転手の体調には問題がなかったということです。

 また、過去にこうしたトラブルの記録はない、としています。

 路面電車を運行する札幌市交通事業振興公社は「乗客や市民にご心配、ご迷惑をおかけしたことを深くお詫します。改めて職員への注意喚起と指導を徹底し、再発防止策と安全運行のを強化を図ります」とコメントしています。

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