2023年7月に千葉県船橋市の自宅で生後11カ月の長男に暴行を加えてけがをさせ、死なせたとして、県警捜査一課は10日、船橋市藤原5の無職、野中千宙（ちひろ）容疑者（26）を傷害致死と傷害の疑いで逮捕した。野中容疑者は「ストレスで頭にきて、平手で殴り、床に投げてしまった」と容疑を認めている。
逮捕容疑は23年3～7月、船橋市の自宅で実子である千巴弥（ちはや）ちゃんの顔を平手で殴るなどして暴行を加えてけがをさせ、死なせたとしている。
同課によると、野中容疑者は事件当時、千巴弥ちゃんや夫である30代男性、長女の4人で船橋市内のアパートで暮らしていた。
千巴弥ちゃんは同7月26日午前、室内の布団の中で冷たくなっている状態で父親に発見された。野中容疑者が110番通報し、搬送先の病院で死亡が確認された。
死因は脳損傷とみられ、頭蓋骨（ずがいこつ）の骨折や脳内出血のほか、あざがあった。警察への相談はなく、県警が詳しい状況を調べている。【林帆南】
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