大学入試センターは10日、来年1月に実施する大学入学共通テストの受験案内の改正点を公表した。試験中に使用できないウエアラブル端末について、眼鏡型端末「スマートグラス」や腕時計型端末「スマートウオッチ」と具体的に記した。

今年2月の早稲田大創造理工学部の一般入試では、スマートグラスで撮影された試験問題が外部へ流出する事件が発生。同センターは端末を明記した理由を「受験者により分かりやすくするため」としている。

受験案内では、ウエアラブル端末は試験中、身に着けたり手に持っていたりするだけで、不正行為になる可能性があるとしている。

2022年の共通テストで試験問題が外部に流出して以降、同センターは不正対策を強化してきた。〔共同〕

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。