三重県の鈴鹿市の国立病院で11日、入院患者に対して医師や看護師による虐待を疑われる行為が36件あったことがわかりました。
国立病院機構鈴鹿病院によりますと、匿名の通報に基づく調査で、複数の医師や看護師らが障害のある患者に対し「ダンゴムシみたい」「おまえはゴミ」などの暴言を吐いていたことがわかりました。
また、入浴後の患者にバスタオルをかけたまま15分ほど放置するなどの行為もあったということです。
虐待が疑われる行為は、去年1年間で患者25人に対し36件確認され、少なくとも8人の医師や看護師が関与していました。
病院は問題を把握した後も、障害者虐待防止法で義務付けられた自治体への報告をしておらず、取材に対し「認識や判断が甘かった。再発防止に取り組んでいく」とコメントしています。
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