大阪地方検察庁のトップ・検事正だった男が、酒に酔って抵抗できない状態の女性に対して性的暴行を加えた罪で起訴されました。

準強制性交等の罪で起訴されたのは、大阪地方検察庁トップの検事正を務め、現在は弁護士の北川健太郎被告(64)です。

北川被告は、検事正だった2018年9月、大阪市内にある当時の官舎で、酒に酔って抵抗できない状態の女性に、性的暴行を加えた罪に問われています。

大阪高等検察庁によると、被害者は当時の部下で、犯行の前に数人で飲食店で酒を飲んでいたということです。ことしに入って被害者から検察幹部に対し、被害の申し出がありました。

大阪高等検察庁は北川被告が起訴内容を認めているか、明らかにしていません。

北川被告は2018年から2019年まで大阪地方検察庁の検事正を務めた後、辞職し、6月、大阪高等検察庁に逮捕されていました。

大阪高等検察庁は、「幹部職員が在職期間中に重大な犯罪行為に及んだことは極めて遺憾であり、国民のみなさまに深くお詫び申し上げます」などとコメントしています。

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