昨年度、広島市の児童相談所に寄せられた子どもの虐待に関する相談・通告件数が過去最多だったことがわかりました。
広島市によりますと、昨年度、児童相談所に寄せられた児童虐待の相談・通告件数は、2884件で前の年度を290件上回り過去最多となりました。
そのうち「心理的虐待」は1515件と全体の53.4%を占めていて、続いて「身体的虐待」、養育を放棄する「ネグレクト」となっています。
児童虐待に関する相談は年々増加していて、2019年度から翌年にかけて横ばいだったものの再び増加傾向にあります。
過去最多を更新した背景について広島市の児童相談所は、「社会的な認識の高まりを受け学校などの関係機関が児童の異変に気付くケースが増えているのでは」と話していて、今後も、職員を適正に配置し虐待の早期発見に取り組みたいとしています。
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