福岡県の福岡市と大牟田市を結ぶ西鉄大牟田線に乗車し、1日にほぼ2往復したにも関わらず、一部区間の運賃しか払わなかった疑いで、68歳の男が逮捕されました。
電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕されたのは福岡県大川市に住む会社員の男(68)です。
柳川警察署によりますと、男は6月8日午後、西鉄大牟田線の柳川駅からICカードを使って入場し、上りの電車に乗車し終点の西鉄福岡駅で下車。改札から出ないまま下りの電車に乗って終点の大牟田駅でICカードで精算し、正規運賃の1920円ではなく、柳川~大牟田間の運賃370円しか支払わず、差額1550円の利益を不法に得た疑いです。
また男はその直後、同様の手口で、再び大牟田駅から上り電車で終点の西鉄福岡駅まで乗車し、改札を出ないまま下りの電車に乗って大牟田市の新栄町駅で下車。さらに上り電車に乗って柳川市の徳益駅で下車して精算し、正規運賃の2470円ではなく、大牟田~徳益間の運賃370円しか払わず、差額2100円の利益を不法に得た疑いも持たれています。
5月末に西鉄大牟田線の乗客から駅員に「不審人物がいる」と相談があり、通報を受けた警察が目撃した乗客と一緒に確認したところ、容疑が発覚したということです。
男は「お金がもったいないという気持ちがあったので支払いはしませんでした」と容疑を認めています。
警察が余罪や電車に乗っていた目的などを詳しく調べています。
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