活発化した梅雨前線の影響により、静岡県内は7月15日 夜から断続的に雨が降っています。静岡県西部では7月16日早朝 磐田で1時間に77ミリ、掛川で1時間に56.5ミリの非常に激しい雨を観測しています。

「緊急安全確保」を発令 

こうしたなか掛川市は午前4時半頃 土砂災害の危険度が高まったとして、上土方地区の住民を対象に警戒レベルの最も高い緊急安全確保を出しました。

上土方地区の住民:
(午前4時頃)2階から窓を開けて外を見たときは一面が水だった。山があるので、土砂崩れがやはり心配

16日午後 掛川市の久保田崇 市長が視察していたのはこの地区の寺です。

寺の裏庭はすでに水が引いていましたが、午前5時頃は一面 池のようになっていました。

また、寺の敷地では墓の近くで土砂崩れが起き、通路に土砂が流れ込みました。

土砂崩れが発生もケガ人は無し

ほかにもこの地区から10kmほど離れた千羽地区で、住宅の裏山で土砂崩れが起きました。

住民:
目が覚めたのが午前4時くらい。ここが崩れた音がしたのが4時半くらい。壁に物が当たる音がしたので見たら、崩れていた

今回掛川市は避難指示を飛ばし、警戒レベルの最も高い緊急安全確保を発令しました。数時間で大量の雨が降ったための判断だったといいます。

掛川市・久保田 崇 市長:
今回我々も事前にはここまで強い雨になるとは予測ができておらず、局所的にこの地域に雨が降ったのでこれは緊急にお知らせしなければと「緊急安全確保」を出した

今回の大雨でケガ人はいませんでしたが、掛川市は台風シーズンを前にあらためて避難する際の行動や持ち出し品の確認を呼びかけています。

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