愛媛県の2大観光スポットの一つ・道後温泉の全館営業が再開した矢先に、もう一つの松山城は城山で12日に土砂崩れが発生し営業を休止しています。再開には1カ月ほどかかる見通しで、夏の観光シーズンを前に影響が出始めています。
ロープウェーのりばの前で17日に立ち尽くす10人程の外国人観光客。松山城の営業休止を知らずに訪れたようです。
ロープウェー乗り場のスタッフ:
「結構(外国人観光客で)来られる方いらっしゃいますね」
松山城の城山では土砂崩れが起きて以降にロープウェーは営業を休止し、天守へとつながる4つの登城道も通行止めになっています。
野志市長は前日に松山城の営業が1カ月程度難しいことを説明。電気設備や排水設備が影響を受けているほか、地盤の強度を調べるボーリング調査をするためとしています。
オランダからの観光客:
「松山城に来たけど土砂崩れで閉まってる。また再開してくれることを願ってます」
韓国からの2人組観光客:
「松山城は有名な場所だけど、道後温泉には行けるから大丈夫」
「ちょっとがっかりしたけど、ほかにもたくさんの素敵な場所がある」
営業休止は周辺の店にも影響を与えています。ロープウェー乗り場の目の前で営業するかき氷店「みつのもり」の森拓郎店長は「災害が発生して以来、客は少ない」とこぼすものの「災害なのでしょうがない。人命が一番と思うので安全確認を優先するのは当然」と受け止めています。
またオープン直後に松山城が営業休止になったという鯛めし店も、困惑した様子です。
銀シャリ鯛めし媛の魚・谷隆一店長:
「外国人の人も多いんですけど、う回されて帰るので困ったところ。早めに再開してほしい」
松山市によりますと、松山城の天守へ去年7月に訪れた人は約3万人。8月は約5万人に上りました。例年ならば夏休みやお盆を前に賑わい始めるロープウェー街。愛媛の主要観光地、松山城の再開が待ち望まれています。
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