7月14日、仙台市内の飲食店でマグロなどの刺身を食べた50代の男性が腹痛を訴え、医療機関を受診したところアニサキスによる食中毒を発症していたことがわかりました。

アニサキスによる食中毒が発生したのは青葉区中央二丁目の「和食波奈仙台店」です。
仙台市によりますと、50代の男性は7月14日午後6時半ごろ、店でマグロやカツオ、スズキ、キンメダイなどの刺身を食べた後、14日午後11時ごろに腹痛を発症。市内の医療機関を受診したところ、胃から寄生虫のアニサキスが摘出されたということです。
仙台市保健所は男性が発症までの3日間で他に生鮮魚介類を食べていなかったことなどから、食中毒がこの店で発生したと断定し、店に対して生鮮魚介類の生食用での調理・提供を1日間禁止する行政処分を出しました。

県内で今年発生した食中毒の患者数は、去年の同じ時期と比べて53人多い99人となっています。仙台市は、飲食店で生鮮魚介類を食べるときはアニサキスがいないか注意深く確認するよう呼び掛けている他、家庭で調理する際の予防対策として中心部まで加熱することやマイナス20度で24時間以上凍結することをあげています。

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