静岡県の条例で風俗店の営業が禁止された地域で、違法ソープの営業をしたとして運営会社の代表取締役など4人が逮捕されました。

風営法違反(禁止地域営業)の疑いで逮捕されたのは大阪市平野区の会社役員の男(75)、大阪市阿倍野区の会社役員の男(39)、京都市左京区の会社役員の女(85)、静岡市駿河区の会社員の男(40)の4人です。

4人は2024年6月中旬、県の条例で風俗店の営業が禁じられた静岡市葵区内でソープランドの営業をした疑いが持たれています。

警察によると、逮捕された女(85)は摘発されたソープ店のあるエリアが風俗店の営業禁止地域に指定される以前から個人経営に限った営業権を持っていましたが、実態としては男(75)が代表取締役を務める大阪府の会社がソープ店の経営を担っていたということです。

警察は4人の認否について明らかにしておらず、なぜ静岡で営業していたのかなどについて調べを進めています。

また、2022年9月にオープンしたこの店には約90人の女性が在籍し、これまでに約9億円の売り上げがあったと見られるほか、店のホームページには売春行為をほのめかす内容の記載があることから、警察は売春防止法違反の疑いについても捜査しています。

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