東京電力は7月19日、燃料デブリの「試験的取り出し」に使用するロボットを福島第一原発2号機に運び込み、設置を開始する。

2号機では、初めてデブリを外に持ち出す「試験的取り出し」が、早ければ8月にも着手される計画で、ロボットを運び込むためのレールの設置作業などが18日までに完了した。

今後、ロボットを設置し、原子力規制委員会が安全性を確認する「使用前検査」を行ったうえで、この検査に合格すれば使用が可能となる。

「試験的取り出し」をめぐっては、当初、2021年中の着手が予定されていたが、ロボットの経路に堆積物が詰まっているのが発覚し、新たなロボットを製作する必要が生じるなどして3回延期されている。

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