愛媛県にある松山城の城山で12日に起きた土砂崩れでは、ふもとの住宅が押しつぶされこの家に住む親子3人が死亡しました。3人をよく知る知人からは悲しみの声が聞かれました。

テレビ愛媛の取材によりますと死亡したのは、平岡啓吾さん、妻の春枝さん、息子の謙次さん(49)の3人です。現場には19日も白い花が手向けらています。
この一家をよく知る近くの住民からは無念の声が聞かれます。

謙次さんと息子が同級生の近くの住民:
「奥さんは温厚な穏やかな方。ご主人さんはすごく生真面目なね、きちっとあいさつはされるけど、いらんことは言わないような感じの人でした。(謙次さんは)まじめで怒ったことないようなね、穏やかな感じの子どもさんやったです」

近所の青果店には春枝さんがよく野菜や弁当を買いに来ていたものの、2年ほど前から足が不自由になり、謙次さんが90代と80代の両親の介護をしていたということです。20年来の友人の大西英之さんは、平岡さんの自宅にもたびたび訪れ両親とも顔を合わせていました。

バスケットボール社会人サークルの友人・大西英之さん:
「よく親の用事でちょっと買い物に行ってますとか、そういうことはよく言っていたので、両親を大事にしてるんやなという印象はありました。いつもニコニコされてて、もう本当に温厚すぎるくらい温厚な方やったですね」

謙次さんと最後に会ったのは今年の春頃だったといいます。

大西英之さん:
「まだその時は実感がなくて、また平岡さんにはたまたまどっかで会えたりするんじゃないかなという気持ちもあったんですけど、もう信じられなくて悲しい気持ちでいっぱいですね」

大西さんは「こうなる前に、何とかしてほしかった」と話しています。

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