「ウィンドウズ」を巡る大規模なシステム障害の影響は、航空会社など世界各地に広がっています。
19日午後11時ごろの羽田空港第3ターミナルでは、まだ長い行列が続いていました。
週末前の空の便を襲った突然のシステムトラブル。
マイクロソフトのウィンドウズで発生した障害が世界に広がっています。
19日午前2時ごろのアメリカ・ロサンゼルスの空港では、チェックインができない状況になっていて、多くの人が滞留している状態になっていました。
映像では、突然、真っ青になったパソコンの画面が映し出されています。
マイクロソフトのウィンドウズを使用している企業の一部では、19日午後からエラーメッセージが表示されたり、突然シャットダウンするなどのトラブルが相次いでいます。
ある企業担当者は、セキュリティーサービスを提供するアメリカのクラウドストライク社の不具合で問題が発生していると指摘しています。
このシステム障害で、格安航空会社のジェットスター・ジャパンでは、成田・福岡・中部などの空港で合わせて28便が欠航しました。
利用客は「一刻も早く直してほしい。ホテル取ってあした帰れるよう頑張るしかない」と話していました。
また羽田空港でも、デルタ航空やユナイテッド航空などのアメリカに向かう航空機が欠航しました。
影響は海外の空港でも広がっていました。
19日午後1時ごろのイギリス・ロンドン郊外のガトウィック空港では、航空会社のシステム障害でチェックイン作業が手作業となり、長蛇の行列ができていました。
旅行客は「もう1時間半待っている。他にたくさんの人が待っているし、私が乗ろうと思っている飛行機は多分遅れるよ」と話していました。
また、インド・ドイツ・オランダ・スペインやチェコの空港でも、このシステム障害で運航に影響が出ています。
クラウドストライクのジョージ・カーツCEOは、自身のXで「『ウィンドウズ』向けのアップデートに不具合があった。問題は特定され、修正プログラムを配布した」と明らかにしました。
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