押収された覚醒剤(19日午後、成田空港)=共同

東京税関と千葉県警は19日、覚醒剤を旅客機で成田空港に密輸したとして、カナダ国籍の20代の男2人を6月に覚醒剤取締法違反(営利目的輸入)などの疑いで現行犯逮捕したと発表した。押収量は37キロ余り(末端価格24億8600万円相当)で、旅客機の手荷物から摘発した量としては過去最多という。

2人は無職のアーメッド・カーディー容疑者(25)と大学生のジャンカルロ・サニー・ウォルトン・アルマンザール容疑者(20)。千葉地検は今月10日、約1.9キロ分について同法違反罪などで起訴した。

起訴状によると、共謀して6月19日、カナダからの旅客機で成田に到着した際、手荷物のスーツケース2個に覚醒剤を隠して持ち込んだとしている。

税関や県警によると、2人は友人関係。「(スーツケースは)カナダの空港で預かり、中身は知らなかった。報酬をもらえる約束で知人から(運搬の仕事を)紹介された」と話していた。〔共同〕

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