自転車などのヘルメット着用を促進するため、警視庁本部で開かれたプロジェクトチームの会合(21日午前)=共同

自転車や電動キックボード乗車時のヘルメット着用を促進するため、警視庁は21日、「無印良品」ブランドを展開する良品計画や大学、美容の専門学校と連携し、プロジェクトチームを立ち上げた。

かぶってもらえるデザインや、髪形を議論し、アイデアを来年3月末までにまとめる見通し。商品化も視野に入れる。

警視庁本部で開かれた発足式で、尾崎亮太交通総務課長は、ヘルメットをかぶらない理由に関し、面倒だったり、髪形が乱れたりするという意見があると紹介。「かぶりたくなるデザインや、かぶっても乱れないような髪形ができないかアイデアを出し、着用の機運を高めたい」とあいさつした。

メンバーの大学生は取材に「デザイン性があり、折りたためるものがいい」と話した。

警視庁によると、昨年12月〜今年1月、都内112カ所を走る自転車約11万台を調べたところ、ヘルメット着用率は9.1%だった。〔共同〕

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