JR東海は22日午後8時過ぎから東京都内で記者会見し、川越洋・施設部長らが「本日は始発より多くの列車の遅延を発生させ、おわび申し上げます。夏休みが始まった時期に、予定された旅行などに大変なご迷惑を与えた」と陳謝した。
同社は当初、復旧作業が午後7時ごろに完了する見通しを示していたが、作業は大幅にずれ込み、同日中の全面的な運行再開は断念した。
会見では、復旧に長い時間を要した理由について、衝突した保守用車両が破損して油漏れを起こしたことや、周辺の設備も損傷して枕木などの交換も必要になったことなどを挙げた。担当者は「保守用車両の壊れ方がひどく、もう一度脱線すると大変なので慎重に収容作業を行い、予想より遅れた」と説明。事故の原因については「推定している」「何らかの原因により」との言葉が続き、影響人員についても「集計中」と答えるにとどまった。【春増翔太、深津誠】
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