自民党の派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件で、在宅起訴された二階派の元会計責任者に禁錮2年が求刑されました。
二階派の元会計責任者・永井等被告（70）は、派閥の政治資金パーティーを巡り、収入と支出あわせて約3億6500万円を収支報告書に記載しなかった罪に問われています。
検察側は22日の裁判で、「政治資金規正法の目的を害する程度が大きく、極めて悪質」と指摘し、「派閥の都合のみを考えて続けられ、犯行動機は国民を軽視した身勝手なもの」と述べ、禁錮2年を求刑しました。
一方、弁護側は執行猶予付きの判決を求めました。
永井被告は最後に、「大変な政治不信を招いたことは、不徳のいたすところで深く反省しています」と述べました。
判決は9月10日に言い渡されます。
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