生後1カ月の娘を殴って死亡させた罪に問われている男の裁判で、検察側は25日、男に懲役8年を求刑しました。

傷害致死の罪に問われている鹿児島県肝付町新富の会社員、中島夏輝被告(26)は、2020年2月、鹿屋市の集合住宅で、生後1カ月だった長女、心絆(ここな)ちゃんの額をげんこつで1回殴って大けがをさせ、翌日、死亡させたとされています。

裁判では、被告の元妻で心絆ちゃんの母親が「裁判中、被告から娘に対し心の底からの反省と謝罪が感じられなかった」と訴えました。

その後の論告求刑で検察側は、「被告の行動は身勝手で、遺族が厳重な処罰を望んでいる」として、中島被告に懲役8年を求刑しました。

一方、弁護側は「被告が自分の暴行により心絆ちゃんを死なせてしまったことを心から悔いている」として、懲役4年以下の判決を求めました。

判決は、7月30日に言い渡される予定です。

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