気象庁は26日午前5時50分、山形県内の自治体に出していた大雨特別警報を警報に切り替えた。東北地方の日本海側では25日から続く記録的な大雨で河川の増水や氾濫が相次いでいる。同庁は引き続き災害発生に警戒を求めた。
気象庁は25日昼に山形県酒田市と遊佐町に大雨特別警報を発表。いったん警報に切り替えたが、同日午後11時40分、酒田市や新庄市など6市町村に大雨特別警報を出した。
25日からの大雨では複数の河川が氾濫した。26日午前4時すぎには山形県戸沢村の最上川中流域で氾濫が発生したとして、気象庁と国土交通省が氾濫発生情報を発表した。
東北地方は30日ごろにかけて警報級の大雨が断続的に続く恐れがある。気象庁は26日朝の記者会見で「これまでの大雨によって地盤の緩んでいるところがある。引き続き土砂災害や河川の増水、氾濫に厳重に警戒してほしい」と呼びかけた。
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