深夜の住宅街で防犯カメラに人影が映った直後、レンズがスプレーで塗りつぶされる瞬間が目撃されました。

狙いは高級車。
3人組の窃盗団による犯行の一部始終です。

7月18日午前1時ごろ、千葉県にある住宅街。
1台の車が住宅の横に止まり、ヘッドライトが消えると、降りてきた1人が植え込みの陰から防犯カメラをのぞきますが、よっぽど映りたくないのか、素早く死角へ隠れます。

車から降りてきたのは合わせて3人で、残った2人は隣にある公園側へ。
見張りでしょうか、何やら辺りを警戒しています。

約5分後、突然異変が起こります。

突如、防犯カメラの映像が真っ黒になり、道路を映したカメラも、車を映したカメラも、次々と見えなくなりました。
3台の防犯カメラのレンズがスプレーで塗りつぶされたのです。

3人組の狙いは、駐車場に止められた高級車。
別の防犯カメラには、高級車の陰に身を隠しながら近づく姿が。

約15分後、左の車のヘッドライトがついた直後、本来鍵がかかっているはずのドアが開き、見張っていたとみられる人物たちが乗り込みました。

そして、高級車を盗み、そのまま走り去っていったのです。

被害者を取材すると、現場にはいくつもの犯行の痕跡が。

防犯カメラを塗りつぶすための土台として使用された室外機には、犯人と思われる人物の足跡がくっきりと残されていました。

被害者によると、盗まれた車は2年ほど前に購入したばかりで、現在も1000万円を超える値段で取引されているということです。

愛車に何重にも防犯対策をしていた中での被害に、被害者の男性は「驚きですよね。怒りは後から、『えっ』て。人間の頭って飛んじゃうんだなと思いました。何が起こってるの、みたいな」と話し、被害届を提出していて、警察は窃盗事件として捜査しています。

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