サーフィンが行われるタヒチでのセレモニーに参加した日本選手(26日)=共同

【タヒチ(フランス領ポリネシア)=共同】パリから1万5千キロ以上離れた南太平洋のサーフィン会場、タヒチ(フランス領ポリネシア)でも26日、開会式に合わせてセレモニーが行われた。パリとは対照的な強い日差しの下、チケットも手荷物検査も不要で観覧できる、南国らしい穏やかな雰囲気で開幕を祝った。

パリとの時差は12時間。午前8時ごろ式典が始まり、日本は男子の五十嵐カノア選手が日の丸を持ち、代表4人が入場した。

鮮やかな緑の葉などの飾りを身につけた男女が伝統の踊りを披露。選手たちが持ち寄った砂を1つの箱に投入してゆく平和と友好の催しもあり、日本は女子の松田詩野選手が東京五輪会場だった千葉県一宮町の砂を入れた。

松田選手は「タヒチならではの自然な感じと、サーフィンの感じが出ていた」、五十嵐選手は「パリと違う感じだけど、エネルギーをもらった」と笑みを浮かべた。

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