裁判官の報酬格差をめぐり現職裁判官として国を訴えている津地方裁判所の竹内浩史裁判長が大阪でのイベントに登壇し裁判を起こした理由を話しました。

【津地方裁判所民事部・竹内浩史裁判長】
「私は勝てないことはないと思っています。なぜかというと今の最高裁は5年後7年後の最高裁ではないということです」

27日、大阪府吹田市で開かれたイベントで講演したのは三重県・津地方裁判所の民事部で裁判長を務める竹内浩史さん(61)です。

竹内さんは、今月2日、勤務地によって裁判官の手当に差があるのは憲法違反だとして国を相手に裁判を起こし注目を集めています。

【津地方裁判所民事部・竹内浩史裁判長】
「まともな最高裁長官、まともな最高裁判事が多数派を占めていればこれまでの司法政策は間違っていた、あらためようと(なる)。地方でまじめに裁判やっている人たちがバカをみる制度はよくないということで違憲判決を出す可能性は十分あると思っている」

このほか、趣味である裁判を題材にした都々逸(どどいつ)も披露し、会場の笑いも誘っていました。

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