（菅井貴子気象予報士が解説）午後5時30分現在
◆48時間降水量
南西部では100ミリを超えた所が多く、
札幌、小樽、江別、八雲町、新ひだか町では、
7月としては記録的な雨量となっています。
新ひだか町・浦河町には洪水警報が出ています。
夜遅くにかけて、川の氾濫に警戒し、
自治体からの防災情報に気を付けて下さい。
日が暮れると、避難が遅れ、被害が大きくなるおそれがあります。
そのほかも、地盤が緩んでいる所がありますので、
雨がやんでも、がけや、山の斜面には近づかないようにして下さい。
◆きょう29日(月)の気温
本州は40℃を超えるなど、記録的な暑さとなりましたが、
北海道は、最も暑くなった利尻町で26.7℃でした。
札幌は24℃で、しのぎやすくなりました。
◆今夜29日(月)の雨
このあとも雨が続きますが、活発な雨雲は道東に進みそうです。
あすにかけて、根室地方は多い所で60ミリです。
大気の状態が不安定で、雷を伴い強く降る所もあるでしょう。
◆あす30日(火)の天気・気温
低い雲が残り、所々で、にわか雨があるでしょう。
根室地方は、夕方にかけて、雨が続きそうです。
全道的に、北西の風がやや強く、
太平洋側では、気温が30℃近くまで上がり、暑さが厳しくなるでしょう。
◆大規模な太陽爆発
今年は、太陽活動が活発な年です。
太陽の表面で周期的な爆発を繰り返していますが、
昨日、今日と続けて、地球に向かって、
大規模な太陽爆発（太陽フレア）がありました。
約2日ぐらいかけて、地球にエネルギーが届き、
緯度の高い地域でオーロラが出現することがあります。
◆今年は5月にも…
初夏もオーロラ出現にとって好条件な大規模な太陽爆発が続き、
このときは、北海道の各地で、空が染まるオーロラが観測されました。
肉眼でもしっかり見られたほか、スマホで撮影できるほど鮮やかな発色でした。
今年から来年にかけてはオーロラの当たり年です。
今週は、夜空に雲がなく、よく晴れていれば、
北の空で、オーロラが出現するかもしれません。
また、デリンジャー現象といって、
一時的にGPSなどの電波障害が発生する可能性がありますので、注意をしてください。
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