東京都千代田区の靖国神社の石柱に落書きが見つかった事件で、東京地検は30日、器物損壊と礼拝所不敬の罪で埼玉県朝霞市に居住する中国籍で無職の姜卓君容疑者(29)を起訴した。

起訴内容によると、5月31日、石柱にスプレー式赤色塗料で「Toilet」と大きく書いて汚損し、公然と不敬な行為をしたとされる。地検は損害の見積額を462万円としている。

警視庁が今月9日に被告を逮捕したほか、事件に関与した疑いでいずれも中国籍で住所、職業不詳の董光明容疑者(36)と許来玉容疑者(25)の逮捕状を取り、指名手配した。

上川陽子外相は6月の記者会見で、事件に関し外交ルートを通じて中国政府に懸念を表明したと明らかにしていた。〔共同〕

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