新型コロナウイルスの感染者が今月に入って急増していることを受け、湯崎知事はお盆やレジャーシーズンを前に感染が拡大しないよう、手洗いや適度な換気など対策を呼びかけました。

【湯崎知事】
「お盆やレジャーシーズンを楽しく過ごすためにも、今できる対策をしていただいて、ピークを高めないようにお願いしたい」

県は新型コロナウイルスの新たな感染者が県独自の警報基準を超えたとして今月25日に「新型コロナ医療ひっ迫警報」を初めて発令しています。

県によりますと、新規感染者数は去年の夏とほぼ同じスピードで増加していて年代別では60代以上の割合が増加傾向にあるということです。
また、先月検体を採取したうちの9割以上が新たな変異株「KP3」というオミクロン株の変異株で感染力が強いのが特徴だということです。

県は現時点で医療がひっ迫している状況ではないとしながらも、基本的な感染対策を行うとともに、お盆の帰省などで高齢者と接する場合には感染予防を心がけるよう呼びかけています。

<スタジオ>
広島県内の新型コロナ患者の入院状況です。
感染者数に比例して入院者数も去年の夏とほぼ同じスピードで増加しています。
現時点ですぐに医療がひっ迫する状況ではありませんが、今後、去年の夏を超えて感染拡大が継続する場合、医療への負荷がさらに増大することが懸念されます。

改めて基本的な感染対策です。
1手洗い
2適度な換気
3体調不良の時は必ず休養する
4医療機関や高齢者施設ではマスク着用

暑いので締め切ってクーラーを使用することも多いかと思いますが、特に大勢の人が集まる室内などは定期的な換気を行うようにしてください。
お盆やレジャーシーズンで移動や人と接する機会も増えます。
感染対策を怠らず、今、できる対策を心がけたいですね。

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