静岡県内は7月30日も朝から日差しが照り付け、天竜で38.9℃を観測するなど猛烈に暑い1日となりました。連日続く危険な暑さを受け、県は30日 緊急会見を開き熱中症への厳重な警戒を呼びかけました。
落合健悟 記者：
午前10時過ぎの浜松市です。汗が止まりません。時折吹く風も熱風でサウナにいるような暑さです
県内は高気圧に覆われている影響で、30日も朝から強い日差しが照り付け猛烈な暑さとなりました。
男性：
暑い。何をやってこんなになったのか。静岡が何か悪いことしたのかな。神様から天罰があたったのではという暑さ。災害級ですね これは
男性：
暑さはものすごい。夜も眠れないです。夜もエアコンをつけています
最高気温は天竜で38.9℃、川根本町で38.2℃、佐久間で38.1℃と18の観測地点のうち13地点で猛暑日に。
平年値は31℃ほどで、すべての地点で最も暑い時期を上回る気温となっています。
県が緊急会見 熱中症へ警戒を呼びかけ
県 地域医療課・伊藤正仁 技監：
静岡県内は熱中症の危険が極めて高い気象状況が続いていることを認識し、危険な暑さから自身と周りの人の命を守る行動をとってもらいたい
こうしたなか県は30日午後 緊急会見を開き、熱中症への警戒を呼びかけました。
気象台によりますと、この暑さは31日も続き最高気温は浜松で38℃、三島で36℃と予想されていて、熱中症への厳重な警戒が必要です。
今年は既に熱中症で2人が死亡
連日県内にも出されている熱中症警戒アラートですが、県内のいずれかの地点で暑さ指数が33に達すると予想される場合に発表されます。
2023年は29回でしたが、2024年はすでに18回、7月20日からは11日連続で発表されていて、熱中症によりすでに2人が亡くなっているということです。
熱中症の疑いで28人が救急搬送
そして30日は午後3時半までに柔道部の中学生2人を含め28人が熱中症の疑いで救急搬送されています。
県は特に子供や高齢者など「熱中症弱者」については周囲の人も声掛けをするなど、熱中症への警戒を強めてほしいとしています。
気象庁と環境省は先ほど31日も県内に熱中症警戒アラートを発表しました。厳重な警戒が必要です。
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