経済産業省中小企業庁が2020年に新型コロナ拡大の影響を受けている事業者に対し支給していた「持続化給付金」を不正にだまし取ったとして、埼玉県八潮市に住む25歳の飲食店従業員の女が詐欺容疑で逮捕されました。

 2020年、女は共謀の上、中小企業庁が所轄する持続化給付金制度を悪用し、給付金をだまし取ろうとして、個人事業主の共犯者と、売上が減少した月があったと虚偽の給付申請をしました。女は虚偽情報を入力したり、給付申請をしたとみられています。7月7日には共犯者の名義の口座に現金100万円が振り込まれました。

 持続化給付金をだまし取るために虚偽の給付申請があったことを突き止めた警察は捜査を進め、当初女が北海道内に居住しているとみて行方を追っていましたが、女は埼玉県八潮市に居住していることが判明。2024年7月30日、旭川東署の警察官が女の自宅を訪れ逮捕しました。

 調べに対し女は「だまし取ったことは間違いありません」と容疑を認めていて、警察は詐欺の動機などを調べるとともに、共犯者の行方を追っています。

 経済産業省によりますと、持続化給付金の不正受給者は2021年3月以降、全国で2262の不正受給者を認定、不正受給の総額は約23億128万円に上ります(7月25日時点)

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